2016 Venezia

 

 
 
 
今年も例年通り9月のヴェネツィアに到着、灼熱の太陽に照らされる運河と濃い 影、陽の当たる歩道には人っ子ひとり居ない・・・。

 

 

 
 
朝一番のシャルル・ド・ゴール空港発のヴェネツィア便に乗ったのでさすがに一 息つきたい。最近の我が家のお気に入りオステリアで軽めにサンドイッ チとプ ロセッコを頂く。このフィリングたっぷりのサンドイッチこそヴェネツィアの朝 の定番。すっかり「ホーム」となったこのオステリア、皆さんと お互いの近況 報告などなど・・・。

 

 

 
 
結婚以来もう25年、ほぼ毎年訪れているヴェネツィア。主人が留学していた 30年前と変わらない街並みと運河・・・。バポレットが岸から離れて大 海原 に漕ぎ出す瞬間、美しいアドリア海の水面が大きく揺れて光る、いつ来ても息を 呑むほど美しいヴェネツィア。目が慣れるまでつい写真を撮りすぎ るのもいつ もの事。

 

 

 
 
 
ヴェネチア建築大学で主人の担当教授だった方ののお宅、先生がパドヴァ大学に 移られるまではいつも泊めて頂いていた懐かしい場所。長く滞在して居 た時 代、高熱を出したり、アクアアルタ(水位が上がる)があって膝上までの長靴で 出かけたり、いろいろなことがあった・・・。

 

 

   
 
 
 
D教授のお宅と同じ通りにある、私が「世界で一番好きなレストラン」・・・。 結婚以来通っているので今ではすっかりヴェネツィアのホーム、マダム ともも う長いお付き合い。私達の好みを完璧に覚えていて下さって全てお任せ。アン ティパストの美しさ、蟹やマテ貝の盛り合わせ、香ばしくグリルし た大好きな シャコ、小さなニョッキ、ニョケッティの個性的な美味しさ・・・。微発砲の自 家製プロセッコも本当に美味しい。

 

 

   
 
 
私達がD教授のお宅に滞在していた頃、毎朝カフェを頂いていた「樽カフェ」。 ワインの樽がテーブルになっている「地元のおっちゃんカフェ」、朝か らグ ラッパをグイグイ飲む おっちゃんと、美しいイタリアーナが共存して居るのもヴェネツィア。

 

 

 
 
数年前まで私の作品も販売していたスタンパリア財団。ミュージアムショップは すっかりお土産やさんのようになってしまって残念ではあるけれ ど・・・。カ ルロ・スカルパの設計をマリオ・ボッタがリノベーションしているという珠玉の 美術館。企画展は相変わらずコアな充実ぶりに感激する。

 

 

 
 
 
スタンパリア財団に作品を置いていた頃、パリから一人で出張に来た時はいつも この目の前のホテルに泊まっていた。今もオーナーは変わらずご挨拶に 伺う。 最上階のテラスのあるお部屋・・・ペントハウスなどとはほど遠い、「屋根裏部 屋」?的なお部屋に泊めて頂き、夜中中ディスプレイの制作をし ていた若かっ た私!オーナーと思い出話は尽きない。

 

 

   
 
 
灼熱のヴェネツィアでは冷えたプロセッコ以外にも素敵なフローズン・カクテル 「BENINI」。可愛らしいフラミンゴ・ピンクのフローズン・デ ザートの よう、冷えたグラスで頂くとシャーベットのようでとても美味しい。

 

 

   
 
 
ヴェネツィアはいつ訪れてもさまざまなイヴェントで大混雑。ヴェネツィア映画 祭のこの時期、盛大に飾られた運河沿いの客席もゴージャス!

 

 

 
 
 
暑さと灼熱の光に少し疲れてホテルでお休み、遅めのスーペを頂きにいつもの ホームへ。友人のメゾンのプロセッコを発見、軽めのシーフードをつま む。

 

 

 
 
東京もパリも忙し過ぎてなかなかゆっくり出来ない・・・、久しぶりのヴェネ ツィアは半日でもヴァカンス気分を満喫できた。いつものホームからホー ム へ、軽めのプロセッコを頂きつつ懐かしい顔に次々と。パリと違って真っ暗な中 にポツンとある素敵なホーム・・・、長い一日が終わる。

 

 

 
 
 
久しぶりにゆっくり眠って快晴の朝、ヴェネツィアの朝らしくホームの太った! サンドイッチ。皆さん、お昼近いわけでもないのにお約束のようにプロ セッコ を・・・。でも何故か酔っ払わないのもヴェネツィアの魔法?

 

 

 
 
素敵な朝ごはんの後、主人は古巣のヴェネチア建築大学の図書館へ、私はホテル で仕事。ようやくお昼、主人が学生時代から通っているオステリアへ。 オー ナーのお名前は「MOMI」と言う奇遇なご縁・・・。今日もお任せで軽めのラ ンチを頂く。

 

 

   
 
 
サン・ザッカリーア教会はヴァポレットの駅名にはあるけど、意外に島の中にあって、通りがかりにはっと気づく。

 

 

 
 
 
ヴェネツィアに居ると、教会も美術館もすべてが歴史的建造物なので、「景色」 は無条件に癒される・・・。ビエンナーレの会場、アルセナーレに近ず く。

 

 

 
 
いよいよヴェネツィア・ビエンナーレ、アルセナーレの会場に到着。相変わらず ドラマティックなエントランス、鉛の短冊のようなシートが風に吹かれ てワサ ワサと音を立てるなかを進む。

 

 

 
 
 
 
 
 
 

 

 

   
 
 
今年も暑いヴェネツィア、日影一つなくイタリア館まで歩くにも帽子くらいでは日焼けは避けられない。まるで切り絵のようにくっきりとした 影・・・。

 

 

 
 
 
 
 
 
 
 
 

 

 

     
 
 
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